12/20/2008
◎ペットボトルのキャップで子どもの命救おう
全国的な広がりをみせる「エコキャップ運動」―。リサイクルへ回した収益金で、世界の子どもを病気から守れるならと、桑名工業高校の生徒らが取り組んでいます。
活動を始めたのは、1年機械系の松崎浩明君、清水貴司君、岩田悠佑君の3人。
エコキャップ運動に関心を持った松崎君は、クラスメートの清水君、岩田君とインターネットで運動のシステムや意義を詳しく調べました。800個のキャップで子ども一人の命を救うことができると知り、10月末から活動を開始しました。
廃材などを利用して、約20個の木製の回収箱を作り、各クラスに設置。近くの小中学校、桑名市江場のリサイクル推進施設クルクル工房などにも呼び掛け、回収箱を置かせてもらえるようになりました。
学校帰りに各設置場所へ立ち寄り、回収をしました。集まった約1万9千個は、稲沢市のリサイクル業者へ教諭らの協力で届けました。
3人は「学年が変わる来年3月まで回収をしています。たくさんのキャップを集めたいと思います」と話していました。
キャップは資源再生業者から、NPO法人エコキャップ推進協会を通して売却益をワクチン購入代金として「世界の子どもにワクチンを日本委員会」へ寄付されます。
◎爽やかさん
松尾公文さん(29)
鉢物生産「松尾園芸」
クリスマスや新年を彩るシクラメンが、出荷のピークを迎えています。
赤、白、ピンクと、ハウスいっぱいに並ぶ鉢花の出荷作業に追われるのは、松尾園芸 の二代目。父が築いた「松尾ブランド」を受け継ぐ若手生産者です。
三重大学生物資源学部を卒業し、家業に就き7年目。8棟、およそ3900平方㍍のビニールハウスで、主にシクラメン、ミニバラを栽培し、関西方面へ多く出荷するといいます。
消費者に渡ってからも長持ちする高品質のシクラメンづくりを日々、目指しています。土に力を持たせ、一鉢一鉢丁寧に水やりをして、「夏越し」などと、1年間手間を掛けて育てています。
12月に入り、ハウスはシクラメンを買い求める人たちでにぎわいを見せます。「毎年、シクラメンを購入されるお客さまがことしもいらっしゃると、より満足していただける花を育てなくてはと、励みになり、また頑張ろうという気持ちになります」
◎編集室から
ことしもまちや住宅を彩るイルミネーションを特集しました。訪問したお宅でのお話です。
「昨年のクリスマス、わが家の郵便受けに一通の手紙が届きました。小さな子どもさんの字で『きれいなかざり、いつもありがとう』と書いてありました」
昨年、読者の方から特集に対する厳しいご批判をいただきました。本紙は季節の風物詩として取り上げ、各家庭では発光ダイオード(LED)で消費電力を抑えたり、点灯時間を制限したりと、工夫をしながら飾り付けを楽しまれています。
ことしも桑員ホームニュースをご愛読いただき、ありがとうございました。読者の皆さまにとって、09年がすばらしい年でありますように。(み)
12/13/2008
◎かがやき
薛 雁(せつ・えん)さん(28)
三重大学生
「中国の言葉で『一衣帯水』というのがあります。狭い川や海峡を隔てて近接している意味です。日本と中国は『一衣帯水』、近い存在だと思います」
小さいころに優しくしてくれた先生へのあこがれで、教師を目指し、母国で教育心理学を専攻していました。
将来の夢をかなえるため、もっと勉強したいと留学を心に決め、親せきの人が学んでいる三重大学を選び、2003年に来日。ことしから博士課程の同大医学系研究科へ進学しました。公衆衛生や産業医学の分野を学んでいます。
10月から四日市市安島一の人材派遣会社ヒューマンサービスからの依頼で中国語講座の講師も始めました。「教えるのはすごく楽しいです。講座を通して日中の友好にも貢献できたらと思います」
博士課程を終えた後も、日本で就職したいとも考えています。「わたし自身まだまだ子ども。社会に出て経験を積みたい。中国で先生になったら、日本のよいところなど学んだ内容を子どもらに伝えていきたい」
◎笑顔テーマの写真コンテストで入賞 アマカメラマン河北さん
日本歯科医師会などが『とびきりの笑顔』をテーマに募集した写真コンテスト『ベストスマイル・オブ・ザ・イヤー』の一般部門で、四日市市元町のアマチュアカメラマン河北利明さん(49)の作品が選ばれました。
作品はサッカー天皇杯県予選で、ゴールを決めた四日市大学の選手をチームメートが、笑顔で祝福する姿を写しています。「もともとコンテストに応募するつもりで写した訳ではなかったので、受賞の知らせを聞いて驚きました」
コンテストは全国から1429点の応募があり、一般部門として8点が受賞となりました。笑顔がすてきな著名人を選ぶ部門もあり、ミュージシャンのダイゴと北京五輪女子柔道金メダリストの谷本歩実さんが選ばれています。
河北さんが写真を本格的に始めたのは6年程前。自身の子どものサッカーの試合を記録しだしたのがきっかけ。「無心にボールを追いかける選手の表情が好きで、のめり込んでいきました。子どもとの共通の話題にもなりました」
中日新聞社主催の全日本スポーツフォトコンテストやキヤノンフォトコンテストで入賞、入選を重ね、県サッカー協会の撮影ボランティアとしても活動し始めました。
「ボランティアになって、子どもから大学生、社会人、女子、フットサルまで、さまざまなシーンが撮影できるようになりました。たくさんの表情が撮れるのが楽しみ」と話します。
◎大入道
○…読者の皆さんからの情報で紙面が作られているホームニュース。提供していただく話題の中には、明るく、ほっとする情報ばかりではありません。先日、匿名で送られてきた内容は、高校の部活動の存続に苦しむ生徒らの姿がつづられていました。
○…一部を紹介すると「市民に良いニュースばかりより、子どもらが苦しんでいて、いじめに遭っているようなことも伝えてください」。なんとかしてあげたい気持ちなのですが、ホームニュースのコンセプトは『街の明るい話題』。中日新聞本紙とのすみ分けとして、事件、事故、政治、宗教、社会現象などと一線を引いています。
○…ことしの発行は最後になります。来年、生徒らが大人らに頼らず、自分らの手で部活動を復活させた、という明るいニュースが飛び込んでくることを願いたいと思います。(し)
◎お嬢さん
尾藤 友香さん(20)
鈴鹿国際大学3年
観光学科を専攻します。白子駅前の観光案内所でアルバイトをしながら、ホスピタリティ(もてなしの心)を学びます。
来春からは最終学年。卒業論文は、祭りによる地域の活性化をテーマにする予定です。自らも法被をまとい、太鼓を打ち鳴らす祭り好き。老いも若きも夢中になれる一体感に、集客のヒントを求めます。
かつて打ち込んだミニバスケットボールでは仲間と力を合わせ、達成することの喜びを知りました。「祭りも、バスケも、目標に向かって全員の気持ちが一つになっていくのが実感できる」と魅力を話します。
就職活動もすでにスタートし「具体的な職種はまだ分からないけど、チームワークで進める仕事ができれば」と希望します。
英語でおもてなし
英国暮らしの経験生かしボランティア
亀山の山内さん
英国に3年間滞在した経験を生かし、外国人対象の日本語教室でボランティア活動をする亀山中学校3年、山内愛理さん(同市菅内町)。「将来は英語力を生かした仕事に就きたい」と、多文化共生の橋渡し役を夢見ます。
教室は「日本語以外、禁止」のため、得意の英語で話しかけることはできませんが「異国で戸惑っている人の力になりたい。自分がそうしてもらったように」と大人に交じって一人、講座を手伝う思いを話します。
4歳の時、海外勤務の父親がいる英国に移住しました。現地での生活は「友だちもでき、とても楽しかった」ものでしたが、帰国が決まったときは「正直うれしかった」といいます。
待ちに待った帰国、のはずでしたが環境の急変に加え、学年途中からの転入、勉強の遅れなどから思わぬ疎外感も味わいました。
つらい時期もありましたが、英国暮らしで得た語学力が今は、可能性を広げる武器だと感じています。「外国人が多く訪れる場所、例えばホテルなどで『英語でおもてなし』ができれば」と将来像を描きます。
英国でも日本でも“違い”を受け入れることの難しさ、大切さを知った愛理さん。国際感覚を生かした今後の活躍が楽しみです。
12/6/2008
◎大安バレーボールが創立15周年
指導に情熱注ぐ伊藤カズ子さん
小学生のバレーボールチーム「大安バレーボール」が設立15年目を迎えました。県内や東海地区の各大会で活躍する同チームを率いるのは、大安町大井田の伊藤カズ子さん(70)。
伊藤さんは、豊かなバレーボール経験を生かし、近所の子どもたちを集め、ソフトバレーボール教室を始めました。バレーボールの普及と、友だちづくりの大切さを子どもたちに伝えたいと、本格的なチームづくりを目指しました。
今では男子8人、女子16人の小学生が同町をはじめ、近隣の町などからも週2回の練習に通ってきます。練習は伊藤さんが自らの実技を交え、スポーツマンとしての礼儀も織り込みながら、指導に情熱を注いでいます。
チームは女子が県3位入賞、男子が東海大会出場などの成績を残しています。伊藤さんは「子どもたちには将来の目標を見つけて頑張ってほしい」とエールを送り、「これからも体力が続く限り子どもたちとバレーを楽しみたい」と目を細めます。
◎爽やかさん
樋口 大貴さん(18)
日本医療福祉専門学校1年
鋭い突きやけりを繰り出します。4歳から続けている空手が「今の自分を形づくっている」と話し、けいこに励みます。
理学療法士を目指す学生さん。けがやしょうがいから復帰を目指す人たちの役に立ちたいと、名古屋の専門学校で学びます。
小学4年生の時、自転車で車と接触し、完治まで3カ月かかったけがをしました。ブランクと周りに取り残されたという焦りで、一時は空手を辞めたいと思うように。折れそうな心を支えてくれたのは道場の仲間たちでした。
両親と同じぐらい尊敬しているという服部邦夫代表の「お前はセンスがないから人一倍努力しろ」という厳しい激励も受け止め、体と心を鍛えます。
空手で知った、挫折と苦難を超えた喜び。「黒帯を取るのも人より時間がかかった。でも努力は裏切らないことを学んだ。もう、一生(空手から)離れることはできませんね」。けいこ中、厳しかった表情を和らげます。
◎編集室から
「病気で苦しむ子どもたちのために少しでも役立てばと、ペットボトルのふたを集めているのですが、どこで回収をしているのかわかりません。教えてください」と、読者の方からお手紙をいただきました。
桑名市内の回収場所は、クルクル工房(同市江場)です。桑名工業高校の生徒が取り組むエコキャップ回収活動で、回収箱の設置を同施設に依頼しているということです。来年3月まで設置を予定しています。 (み)
◇学童野球
インディアンスが初優勝
学童軟式野球南勢選手権大会
MVPは斉藤親加依君
第4回学童軟式野球南勢選手権大会(中日新聞社・中日新聞専売会伊勢志摩支部共催)は11月9、29の両日、伊勢市営球場などで開かれ、インディアンス(伊勢市)初優勝を果たしました。最優秀選手賞には斉藤親加依君(インディアンス)が選ばれました。
大会には伊勢市、鳥羽市、志摩市、度会郡の各地区から16チームが参加、熱戦を繰り広げました。
決勝は3連覇を狙う神明スポ少(志摩市)とインディアンス。四死球で出た走者を得点に結びつけたインデ ィアンスが、9対1で神明を下しました。
個人賞は次の皆さん。
最優秀選手賞=斉藤親加依(インディアンス)▽優秀選手賞=荒木勇佑(同)濱村幹太(神明)▽中日専売会賞=西村太我(東大淀)▽敢闘賞=北村凌勢(湊)
【1回戦】
神明スポーツ少年団5―3南島西スポーツ少年団、二見野球スポーツ少年団4(抽選)4豊浜スポーツ少年団、湊マリンズ6―4今一色野球スポーツ少年団、有緝インパルス1―0安楽島野球スポーツ少年団、東大淀ベアーズ1―0鏡浦スポーツ少年団、五ケ所スポーツ少年団9―2五十鈴スピリッツ、御薗スポーツ少年団野球部7―0厚生野球スポーツ少年団、インディアンス7―0磯部野球スポーツ少年団
【準々決勝】
神明2(抽選)2二見、湊3―1有緝、東大淀11―6五ケ所、インディアンス2―1御薗
【準決勝】神明6―0湊、インディアンス4―1東大淀
【決勝】インディアンス9―1神明
初優勝のインディアンス写真㊤、準優勝の神明スポ少
◇さわやかさん
北村 孝人さん(23)
みどり保育所
2歳児りす組24人の担任をしています。就職して3年目。「お兄さんのような存在になりたい」と日々、子どもと同じ目線の保育を心がけています。
中学生の時、年下の子どもらと遊んで楽しかった思い出やおいっ子が誕生して面倒を見るうちに、保育士の道へ進む決意をしたそうです。
現在は職員34人中ただ1人の男性。体を使った大胆な遊びをしたり、ブロックでベルトやロボットを作ったりと男性ならではの観点を大事にしています。保育の奥深さを実感しつつ「やりがいのある仕事」と充実している様子です。
クリスマスは「部屋を飾りつけして、おいやめいへの贈り物を用意するつもり」と職場を離れても子どもに関心を寄せています。伊勢市在住。AB型。
◇ちょこっと幸せ
イルミネーション
クリスマスの季節が近づくと、店舗や住宅などあちこちでイルミネーションを見かけます。
トナカイやサンタクロースの電飾をはじめ木々に装飾した点滅電光など、暗闇に浮かぶきらびやかな光はわれわれの目を楽しませてくれます。
毎年、家族全員が配色や位置を相談しながら飾りつけする様子を想像するとほほえましく感じます。
いつまでも平和な世の中が続くよう願っています。